境内地の西側に小堂宇があり、天下の三大地蔵にかぞえられる大きな石のお地蔵さんが祀られています。高さ2㍍をこす大きな像でその昔は知多の東浦に祀られていたと伝えています。縁あって西浦へまかり越しこの地に居を定められたそえです。奇瑞をおこして村人の信仰を得て延命長寿・家内安全・所願成就等の御利益を求める人々の参詣を集めています。

地蔵堂の左手奥には重軽石があります。願うところを心に念じて両手で持ち上げて、その際軽く感じればその願いは実現し、重く感じればその願いは残念ながらかなえられないというわけです。

右手の一角にはかつて大野町甘露院の本尊様であった阿弥陀如来像と善導大師・法然上人の両祖大師像がここへ移されて安置されています。以前の所よりは多少なりとも明るい場所にかわり、また近くから拝めるようにもなりました。

お地蔵様の縁日24日には、信者の方々の名札を記したお膳を毎月供えます。その前日23日には夕方に、お逮夜として心経、延命地蔵経、地蔵和讃などをお勤めします。

延命地蔵堂の脇に水子地蔵が祀られています。